マグスのゲーム&映画ブログ

基本ゲームや映画たまにプラモとかのレビューを書く雑なブログ。ゲームの考察などはツイートした物を後から再構築する形なので最新を見たいならTwitterを。

ガレージキット、レジンキットの準備 「くろすぽいんと」さんのVA-11 Hall-A

今後自分がガレージキットを作る時用の備忘録として、そして模型経験が無さそう?なフォロワーさんがこのキットを購入していたのでくろふぽいんとさんのジルとボスの過程を軽くブログに残す。

とりあえず今回は事前準備編として前処理や道具などを

ガレキは1回作っただけなので情報が間違っている可能性があるけど許して

確実に必要な道具

  • ニッパー


エンジニア:マイクロニッパーNS-4
よくプラモ用のニッパーがあるが、ガレージキットのレジンは厚く金属棒を切るためプラ用だと強度不足。
このニッパーだと軸打ちで使われる2mmの金属線まで切断可能で刃もほぼ平なので都合が良い。
仲良いフォロワーもプラモでこれ使ってたと思う。

  • デザインナイフ


自分はNTの400を使用。
カッターナイフでも良いと一見思うが刃が固定され、作業の小回りが抜群に良い。

  • 紙やすり類


パーティングライン消しなどの表面処理に使う物

基本的にはスポンジヤスリで平面にならないように、狭い場所などスポンジヤスリが使いづらい場所や折りたたんで使う髪の毛などは紙やすりで

番手の用途としては
120:大きい湯口など大量に削る場所だが、傷がつきやすいので使用場所はサラサラの瞬着で傷埋めが必要
240:大雑把な形出し
400:240の傷消し、細かい形だし
600:サフ前の仕上げ、微調整
800〜:サフ後の仕上げ

左はゴッドハンドの神ヤスというスポンジヤスリ、ぶっちゃけ高いがヤスリ目の耐久が高く、ちょうど持ちやすい大きさなので後悔はしないはず。
とりあえず120.240.400のスポンジ3mm厚セットを買うと良い。

その上の爪楊枝はプラ板に貼り付けてから貼った物。
直に爪楊枝刺す人もいるが前後ろがヨレヨレになりやすく、自分はプレッシャーを均一にかけたいのでこうしている

画像にはないが普通の紙やすりも欲しい。
タミヤのフィニッシングペーパーが模型店で手に入りやすく耐水性があり安い、ホームセンターでもバラで売っているが可能ならば耐水性のものを買った方が何かと良い。
番手は神ヤス購入したなら400.600.800を買えば十分かな

右上はプラ板にその紙やすりを貼り付けたやつ、平面に使う。(今回は使わない)

右下は真鍮線を曲げ、塗装の持ち手に使う鰐口クリップを取り付けた物。
下を握るとテンションがはり髪の毛のような細かいところをヤスリがけしやすくなる。

レジンは揮発性の物質を含み危険なためヤスリがけは水研ぎで行う、マスクをつけ集塵機を使うなどで粉の侵入を防止した方が良い。

  • 接着剤

接着用途よりも気泡埋めなどのパテとして使われる


左のシアノンは業者向けなので一般ではAmazonでバラ売りでしか手に入らない?
1200円ちょいして結構高いが丁度いい粘土で気泡埋めとしてめちゃくちゃ使いやすい。(20gなんてかなり意識して何個も使わないと使いきれないよ)

白レジンに対しては同系色で見にくいがそれがサーフェイサー未使用の塗装にいいのかな?

大きな気泡にはベビーパウダーを混ぜて使用すると表面張力で膜のようになってしまうのを防止できる。
だがこうすると黄ばみやすいので注意が必要。

保存はシリカゲルと一緒にジップロックに入れる。

右二つは100均の瞬着
赤はサラサラで緑は半固形のゼリー状
サラサラは気泡埋まったヤスリ粉を封するとき、ゼリー状は細かなパーツの接着に使う


シアノンは硬化が遅く硬化前に流れて盛り付け直後とは違う形になるので瞬着硬化促進剤をオススメする。
スプレータイプもあるが自分は船模型の時塗膜を痛めたくないのでタミヤのこれを使用している。


瞬着やエポキシパテで隙間埋めをする時などにはメンタムを片面に塗ることで瞬着がその面にはつかずに硬化して取り外せるので便利。

  • ドリルと金属線


ガレージキットは仮組で工作や塗装の調整を行う、最後の接着強度確保のために金属線をはめ込むことが多い。

ドリルはそこらで売ってるので十分。

金属線は主に真鍮とアルミが使われるが1.5mm以上は柔らかく穴が多少ずれても大丈夫なアルミをお勧めする。

サイズは小物0.5、中1.0〜1.5、台座固定などに1.5〜2.0。

穴掘って磁石埋め込みもアリみたい

なくてもいいが便利な物

  • 大正義リューター神


自分は奮発してアルティマAT(9000円強)を使用している。

細かく窪んだところや大きい湯口、ドリルビットで軸打ちでなどを削る時にマジで便利。
特に湯口により服の皺が埋まってしまったのを掘り直すのにはほぼほぼ必須と言える。

持っていなくても画像2枚目のD-19のダイヤヤスリは服の皺などをヤスる際に手で持ち使うことがめちゃくちゃ多いのでボークスが近くにあるならこれだけでも買う価値あり。

  • 雲母堂:ライナーソー


所謂エッチングソー
今回のVA-11 Hall-Aキットはデジタル造形ではなくアナログ造形でモールドがキッチリしてなく、途切れているところが多々あるっぽいのでこれを使い掘り繋ぎ直す。
800円で刃が2枚入りでかなり便利

ボスのズボンに必須!!!

  • 彫刻刀


モールド部分のパーティングライン取りやデザインナイフではキツイ場所とかに割と使える。
自分は今回使わなかった。

作業の前の洗浄

レジンキットは複製する際に型との食いつきを悪くし取りやすくするためにシリコンスプレーなどが吹かれている。
その離型剤は塗料を弾いてしまうので作業前に洗浄する必要がある。

自分のやり方は
数日間中性洗剤+キッチンマジックリンを混ぜた水につける
取り出し中性洗剤+クレンザーを付けた歯ブラシで擦る。

ぶっちゃけ作業中にヤスリがけしの粉を取るために何回も洗うし塗装前にも気持ち的に洗いたいので最初にやる必要はないが、中華プラモとかも触り心地が悪いので自分は最初にやっている。