マグスのゲーム&映画ブログ

基本ゲームや映画たまにプラモとかのレビューを書く雑なブログ。ゲームの考察などはツイートした物を後から再構築する形なので最新を見たいならTwitterを。

逆コーラップス:パン屋作戦 感想 レビュー

中華スマホゲーの始祖とも呼べる同人ゲームパン屋作戦のリメイクがついに発売された!
ドルフロやアークナイツプレイヤーとしてずっと楽しみにしていた作品なので早速プレイしてクリアしてきたのでレビューを書く!

逆コーラップス:パン屋作戦とは

ドルフロの開発であるMICA teamが同人サークル自体に作られたゲーム。
自分はプレイしてないのでよくわかっていない

我らが羽中を始め当時同人サークル14labで活動していた現アークナイツのプロデューサー海猫氏やドルフロのAA-12やウェブリーの絵師silverwing氏などと作っていて、中華ゲーの音楽担当と言えばのVanguardstudioも既に担当していたので本当にドルフロ所か中華スマホゲームの原点となっている。

設定的にもコーラップスやウィリアムといったドルフロワードも既にこの頃から作られていた。

ストーリー


世界は北蘭島事件で地表は古代文明の汚染物質崩壊液ことコーラップスに汚染され、続く第三次世界大戦を経験し疲弊していた。

第三次世界大戦の混乱から新世界の輝きとなれの言葉をもとにヨーロッパを統合したロクサット連盟は新ソ連をも合併しユーラシアの覇者となった一方、南極連邦は大戦時に独立し20年間の鎖国を行った。

両国は共同で古代文明の遺跡の研究三女神計画を行い、遺跡に有ったDNAを元に特殊な子供を三人生み出し一人は南連が保護し、もう一人はロ連のウィリアム教授の手に、最後の一人は失踪してしまった。


2092年 ロクサット連盟 北コーカサス

南連の情報機関M.I.Dの諜報員モンドはロ連の軍事地区からコードネームパン屋と呼ばれる人物を回収する事になる。

任務中ロ連兵に襲われ気を失うが、目を覚ますとそこには未来がわかる不思議な少女パン屋ことジェフティがいた。

ストーリー感想


敵の異様な生命体、主人公の設定ととてつもなく難しい

少しでも話すとネタバレになるのでストーリーについては詳しく語れないが、ただでさえ難しいと言われるドルフロ以上に複雑で説明不足で理解が難しい作品となっている。
表面上のことを受け入れるだけではなくて自分で少し考えたり、時系列の順序を入れ替える必要がある。 そこを考えるのが楽しいけどね
映画で例えるならクリストファー・ノーランが作りそうって感じ。

ドルフロとは同世界観別シリーズといった形なので別に他作品をやる必要は無いがある程度の設定共有があるので理解はしやすくなる(意味わからんけど)

設定自体は用語が出てきたら、その用語についての説明が見れるのでドルフロ未プレイでもそこまで難しくはないけど基本的に意味がわからん。

ストーリー自体もかなり長くて、終盤には2時間ノンストップで流れるので↓のような説明が表示されるくらい。

内容自体はMicaが好きそうな女の子に絶望を与えまくる系なので興奮する層と受け付けれない層で別れるけど、パン屋興味あるなら多分行けるでしょってところ。
そこよりもネタバレになる大規模な設定の方がシリーズものとして少しどうなん?と自分の中で賛否が別れる所があった。

ステージで拾える"機密文書"で世界観の説明があるので徐々に設定について判明してくるのも面白いし、ドルフロに関わる設定も多数あるので指揮官は是非やってもらいたい。

この手のゲームにしては珍しく起動時に前回のあらすじがある。

プレイ


ターン制のシュミレーションゲーム。
有名所だとXCOMや戦場のヴァルキュリアのようなゲーム。
敵と味方に割り振られたアクションポイントを利用してマスを移動したりアイテムや攻撃などを行うやつ。
シュミレーションゲームでは自由度が高いやつから自由度が低く正しい行動をなるべく行わないと直ぐに戦線崩壊して敗北する物の2種類があり、今作は後者だと感じた。

この手のゲームは「撃ち合い」「アイテム」「スキル」どれが重視されるか分かれるが今作はスキル+トラップアイテム重視で罠で数を減らして撃ち合うのがやりやすかった。

シュミレーションって難しそう😓ってイメージがあるが今作は↓のように敵の視界や攻撃範囲がわかりやすく(個人でも見れる)「各種ステータス大幅アップやアクションやスキルポイント回復剤」「ボスを1ターンで倒せる火力を持つキャラが多数」と言った初心者救済用の手段が多数あり、そもそも難易度が3段階あるので縛りを無くしたらそこまで難易度は高くないと思う。


ただ今作で少しテンポ悪いなと思ったのがステルスステージ。
今作では一部のマップに完全ステルスのステージがあり、味方の視界も悪いまま偵察アイテムを置きながら敵を避けるステージになっている。
これがとにかくテンポが悪く、細かなイベントで敵の動きや配置が直ぐ変わるので予定通りの動きが全くできなく直ぐ発見される死にゲー状態でテンポが悪すぎる。
ここが残念ポイント

これ以外にも一部のボスがある地点に誘導しないとダメージを与えられないのにその地点が狭すぎるなど中々の理不尽さを感じるステージがそこそこある。

イラスト

ドルフロではIDWを始めとする獣人?系キャラやシベリア鉄道で皆が惚れたAR-18、アズレンではベルファストを担当したK箱氏がアーティストディレクターを務めている。
昔のイラストしか知らなかったけど、最近の見ると確かに〜と思った。

その他イラスト担当はmenjimenji氏、Daoyou氏、Miro氏だが調べてもわからなかった。
(背景とかロボットやSDキャラ担当とかの可能性もあるね)

ドルフロのG36や9号で有名なImoko先生もとあるキャラでイラストを1枚描いている。

ちなみに立ち絵どころか挿絵すらフルL2Dでめちゃくちゃ豪華

音楽

原作と同じくVanguard soundが担当。
今回はドルフロと同じくG.K氏がメインみたいでメインテーマ歌ってるのはドルフロ:ニューラルクラウドや別会社開発のパニシンググレイレイブンでよく歌う夏銅子。

最高としか言いようがない。

その他


こんな感じで女の子がグロいめにあうのが人によって賛否分かれる

プレイ時間は70時間ほど、100時間あると言われてたのはマジだった。

各マップに1つある収集アイテムをノーヒントで集めるのしんどすぎ

イベントの挿絵をいつでも見れるのは最高

ゲーマーが作ったゲームなので痒いところに手が届いていたり、色々オマージュが多い。

適当と言われてるドルフロ以上にローカライズがかなり雑、誤字脱字やコードのミスが多すぎる、声優のセリフと字幕で敵中ボスの名前全部違うし、各地で集められる資料集も誤訳どころか、中身入れ替わってめちゃくちゃになってる見たい。
2064年についての資料でユーゴ連邦をロ連云々って誤訳してたのは流石に驚いた。

イースターエッグで原作のステージ、システムでプレイできる
(その原作リプレイで入手する書類を読まないとより細かな設定を把握できないのはマイナス点)

まとめ


これが2000円で遊べるってマジ??????
広報活動全くされてなく、Steamのレビューが羽中社長へのアンチ活動で荒れまくったの不憫すぎる。

話がとにかく難しいけど、理解しようと思えばかなり面白い。
ゲームプレイは自由度低めで、初心者救済多めで思ってるよりは簡単そう。ステルスステージは面倒。
Vanguard sound最強伝説がまた追加されてしまった。

ウィリアムはクソ