マグスのゲーム&映画ブログ

基本ゲームや映画たまにプラモとかのレビューを書く雑なブログ。ゲームの考察などはツイートした物を後から再構築する形なので最新を見たいならTwitterを。

くろすぽいんとさん:VA-11 Hall-A デイナ&ジル #1 工作

模型経験があまりなさそうなフォロワーさんが購入しているのを見かけたのと自分が今後ガレージキットを作るの備忘録として書く
気泡が多く作業がしっちゃかめっちゃかで写真あんまり撮れなかった…

道具編はこちら

はじめに

カラーキャスト製、仮組した具合では部分塗装で良さそうだが思ったよりも気泡が多いため、今回は塗装前提の処理になる。

多分これを買った方々は今回作るボスとジル、他のVA-11 Hall-Aディーラーさんらなどと複数個をワンフェスで購入していると思われるのでコンプレッサーとエアブラシ買って模型を趣味にするも悪くないと思う。

Amazonの1万〜1万5千前後のコンプレッサーを買って、クレオス辺りの1万円くらいのちょっといいエアブラシで計2万ちょいが必要だがその価値は十分にある。
コンプレッサー一体型や安いエアブラシ購入すると塗装は可能だけど後悔するよ。

湯口


まずは仮組のために湯口を切る。
この時の注意点はいきなり根本までいかずに、2mmくらい残すように何回かに分けて切る。
そして少し残るくらいになればデザインナイフやヤスリで面が綺麗になるようにする。

接合面に湯口がある場合はダボに合うように切る必要がある。


湯口の中に気泡があり削りカスが埋まったらそのままサラサラの瞬着で削り粉ごと固めて閉じ込めると傷消しにもなって一石二鳥。


初めてアルティマ付属のジルコエボを使ってみたけど最高。
削り心地めちゃくちゃ気持ち良くて削れた面も綺麗、砲弾型なの使いづらそーと思っていたがめちゃくちゃ馴染む

仮組



仮組
身体は合いが抜群だったが、顔と髪がちょっと調整が必要かなと言った具合。

表面処理


画像のように気泡がある部分はナイフを刺しグリグリやリューターで荒らすことでことでパテが中に入り傷で接着強度が上がる。

今回パーツの大半が濃い色で気泡が比較的見やすいが白などはほんと見つけづらいので、プライマーやプライマーサーフェイサーを1度吹いてみると良い

何度か見る角度を変えると影の場所が変わり気泡が見つけやすくなるはず





気泡を埋める前に画像のような繋がっていなかったり浅いモールドはライナーソーなどで掘り起こしておく
気泡埋めてヤスリがけをしてからだと、モールドがより浅くてやりづらくなるからね。

上着のラインはそもそも構造的におかしいのであまり気にしなくてもいいが、ズボンはスミ入れの容量で塗装したいのでなるべくスジ掘りすること。

追記:検証のため片足だけスジ堀した結果やはりやらない方は埋まってしまった。(画像撮り忘れ)

特にガレージキットの場合何回もサフする羽目になるのでスジ掘りは必須と考えた方が良いだろう。



シアノンで気泡を埋めたあと、パーティングラインをデザインナイフの刃をたててカンナがけをして荒削りしてからヤスリでラインとシアノンを整える。
この際シアノンは被せるのではなく端から流し込むように穴に埋めると気泡が生まれづらい。

磨く際はシアノンが下の左のように穴以外に薄くあると100%失敗しているので右のように濃い白のみになるまできっちり磨く。

どっちみち最後全体に400〜600とやすりがけするので今のところは240程度で止めて大丈夫。


窪んでいる場所はダイヤヤスリや折り曲げた紙やすりで。


頭の合わせ目はサフレス塗装でやりたかったので最初シアノンでやろうと思ったが欠けやすく失敗したので仕方なくエポパテで。
片面に離型用のメンタムを塗ってからエポパテをもう片面に貼り付けてギュッとする。

これはやらん方が良かった



パーティングと気泡を処理して、表面の平滑化と塗料の食いつき目的のため600番で全体をヤスリが消した。
画像の削り粉で白くないところが点々となっているのはシリコン複製が上手く行われてない?、アナログ造形でラインがしっかり出てない?ところなので追加でパテ盛りヤスリがけする。

ディテールアップなど


わかりづらいがワンポイントとして、上着とズボンの間にもスジ掘りをして別パーツだよーてのを意識。



白シャツの襟はデザインナイフで掘ってディテールアップ、ジルは既にされているのでやる必要はない。
上の画像は見辛いが左だけやった状態。
下は塗装してわかりやすくなった

1/35などでは同じように袖をやる人もいるが、今回のは設計上の都合でやらない方がいい。

軸打ち


今回塗装で使わないがマスキングゾルのような色付きで粘度が高い物を使用し穴を開けたい片面にちょいと乗せ、パーツを嵌め込むことで反対側にも目印が付く。
その目印の中央を狙い画鋲などで点打ちをし、それをガイドに穴を掘り金属線を通す。

基本アルミ線で0.5mm以下や脚などの強度が欲しい場所は真鍮線がオススメ。



上手くいけば画像の義手のようにピッタリとハマるが、よくみると左脚と胴体は失敗し隙間が空いている。
その場合は凸の先を少し削り金属線のまげしろを作るか、金属線より0.5〜1mmほど大きい穴を凸側に開け中に粘度がある瞬着を流して金属線を刺し、すぐに嵌め込んだ後1時間ほど放置すると噛み合うようになる