マグスのゲーム&映画ブログ

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『キングスマン:ファースト・エージェント』

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遅れて観てきた。

一言で言えば
ブランドを利用して自分が作りたいものを作った


最初キングスマンならコメディアクションって自分の中で決めつけて映画館行ったらバチバチ硬派な話で驚愕、そしてタイトル前から滲み出る歴史を題材にしてやるぞ!と言う雰囲気、序盤終了頃に起きた大事件でそれは確信に変わった。
敵味方問わず次々と出てくる歴史上人物と歴史的事件、特にラスプーチン関連や中盤のとある味方キャラの死因は歴史ネタを絡ませた方法でとても感激。
歴史関連だとアサシンクリード:ヴァルハラでも出てきたバタシーの盾(ゲームではクーフーリンの盾)が出てきてびっくり、監督絶対アサシンクリード好きやろ、余りにも見覚えのある要素が多い。

そしてミリタリー要素を盛りだくさん、クオリティが高い塹壕戦に、味方救出の為夜間に捜索中敵に遭遇し両軍からの誤射を受けない為、紳士のように無言でお互い銃を置き格闘戦に入ったのはww1の中で格闘要素を出す為面白いアイデアだなと、そして意図を理解してない観客の為に銃を使うとどうなるかも映像に流してたのはわかりやすくてよかった。
その格闘戦もドイツ兵に装甲服を着込んだ兵士や、アングロ=フレンチ ガントレットダガーなど少し特殊なミリオタに向けての装備が盛りだくさんで、イギリス側もリー・エンフィールドやP14などの好きな会社の銃も出てきて満足。

最後に的組織の構図や飛び出しナイフ履などの往年のスパイ映画要素も多くてとても面白かったな、ただSF的なものはなくて残念...



とオタク的な要素がみっちり詰まった映画だった、その代償としていつものブラックコメディなキングスマンを求めてた層にとっては不評になってそうだな
それに加えて単純に映画としても登場人物が多くて数多くの事件が起きとっ散らかってるので好き嫌いがかなり分かれる映画。

監督が自分の好きなものを存分に入れた映画を作ろうと思ったがそれだけではGOサインが出ないのでキングスマンのタイトルをつけた映画だと感じた。