マグスのゲーム&映画ブログ

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予想以上の大ハズレ!?『アサシンクリード:ヴァルハラ DLC第一弾 ドルイドの怒り」トロコンした感想 レビュー

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当初の予定より2週間遅れて発売されたDLC第1弾、本命のパリよりは期待してなかったが本編中で張られた伏線の回収を楽しみにしてた。

いきなり結論

プレイ時間は10時間と少しでトロコンできるほど、タイトル通り個人的には大ハズレもいいところであった、オリジンズもオデッセイもDLCが楽しかっただけ凄く残念。(オデッセイのDLC1はマップ使い回し問題あったけどね)
何がダメなのか、それはアサシンクリードがなんたるかを考える必要がある。
アサシンクリードの魅力は①歴史、②歴史を巧く絡めたアサシンとテンプル騎士団の歴史の裏の戦い、③他のゲームにはないソーシャルステルス、④「かつて来たりし者」によるSFの4つだと思っているが①以外の全てが果たされていなかった、そのためオデッセイの本編と同じように“アサシンクリード”ヴァルハラではなく、新規IPのヴァルハラというゲームをやっている気分。
↓その4つの要素がどうだったかをほんの少し中身に触れた説明

上記のようなクソさ加減もあるがストーリー自体は面白かったので問題ナッシング。
アサシンクリードファンは買う必要ないが、RPGシリーズが好きなら買ってもいいかな程度。こんなにもアサシンクリード要素が無いのを知っていれば自分は買わなかった。

ストーリー

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ルフレッド大王が戦局を持ち直しヴァイキングに対して勝利を挙げた878年
同じく“外国人”によるアイルランド略奪が落ち着いてきその土地にも彼らが入植してきた頃、ハイサムの友人である交易人がレイヴンズソープにやってきた。
彼女の荷物も中にはアイルランドからエイヴォル宛ての手紙が入っており、エイヴォルもアイルランドへ行くことになりそこでフラン王によるアイルランド南北統一や異教徒のドルイドの中でも”異端“な「ダヌの子ら」の陰謀に巻き込まれてしまう。

以下感想
エイヴォルの戦士団としての家族では無く、“血族”としての絆をとても感じることができた、やっぱ熱い女だよ。
アイルランドという新しい地でイングランド以上に知らない文化に触れることができ、奇妙ながら新鮮な感覚を楽しめつつ、サクソン人とキリスト教徒と化したノース人だけではなくアイルランド人(ゲール人?)との差別問題も関わることとなる真面目なテーマであった、特にノース人がキリスト教に改宗していたのは時代に抗えないどうしようも無い物が寂しく感じた。
ディスカバリーツアー欲しいね。

以下説明
上のストーリー説明見て疑問に思ったよね?「アルフレッドいつの間に勝ったん!?」って流石にDLC前に小ストーリー程度は配信されると思ったが配信されることもないどころか、アルフレッドが結果的に勝利したことについて誰も一切触れずに終了することになってしまった。(歴史改変では?)
DLC終了年は史実を考えると822年、4年間も滞在していた!(レイヴンズクランの連中心配してないのかよ!シグルド以上に出かけてるぞ?)
昔みたいに時が経つ毎に何年か表示して欲しいと常々思っている。

ちなみに現代編なしでイングランドにマップ変更しても向こうで会話が追加されるとかは一切なかった。そして予想していたムスペルヘイム追加も叶わなかった…

新規要素

  • 交易

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各地で生産施設を開放し、自動生産された特産品を回収して交易するというシステム。1番近いのはAC3かな?
特産品自体は各地の宝箱等で入手可能。
1地域装備品が一式手に入るので一気に手持の服が多くなるよ!
コレがまた曲者でダブリンでないと生産した特産品を回収できない、その割にはすぐ貯まるとロードが早いPS5ならともかくPS4でやってられるか!といったもの。ストーリーでは序盤しか使わなかったのもありコレは必要あるコンテンツなのか?無料DLCで本編に入れたら良かったのでは?としか言いようがない。

  • 王家の要求

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アサシンクリードBHやReのような鳩小屋で任務を受けれるやつ。昔と違うのは弟子がいないため自分でやる必要があること。
報酬は特産品だが特産品自体は放置しとけば入手できるのでやる必要は無い。だがストーリー中諸王からの評価を高める為に6回ほどやる必要があった。
コレももう一捻り欲しかった。

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古き結社の調査とほぼ一緒。問題点はマップが小さいのに戦闘要員としてそこらにいるので手がかり0で倒すこともしばしばあった。
親玉の表の姿登場時にコイツだって勘で気づいたからいいものの、愛も変わらず手がかり見つけると半透明で姿が表示される仕様上誰かが分かってしまう。
さらに残念なことにオーディンと決別した影響からか暗殺後のいつもの謎空間が無くなってしまっている。本命のパリでは復活して欲しい。

  • 巻物

巻物枠はケルト神話の話を少し見れる、日本人のオタクには聞き馴染みのある人達がいて少し嬉しかったりw

まとめ

アサシンクリード要素が無いがストーリー自体は楽しかったのでシリーズファンには不満だが、RPGファンにとってはとても楽しめるDLCだった。
“異教徒”の文化の脅威を抱きつつ、アイルランドの山が多くゴツゴツした地形や雨が多く虹をしょっちゅう観れたとイングランドとまた違った文化や景色を堪能できた。
新規要素や翻訳など粗いところが目立ったので延期してもいいからパリDLCまでにはゲーム開発を直して欲しいところ。