軽くやけど
概要
2016年公開のアサシンクリードの実写映画。
幼少期父が行った母の暗殺を目撃したカラム・リンチは殺人罪で死刑されるはずだったがアブスターゴ社によって阻止され暴力衝動を抑える研究の名のもと監禁される、研究の為に必要な古代の秘宝「エデンの果実」を探すため祖先の記憶を体験する装置アニムスに接続し15世紀スペインのアサシン アギラール・デ・ネルハの記憶を追う。
見るときの注意点
普通に話題作なので字幕と吹き替えの両方あるが現代編が英語(吹き替え)で喋り過去編がスペイン語で喋るという都合上吹き替えや字幕があって無いようなもの、なのでどっちにするか悩む必要は他の映画と比べたら無いかな?
そしてあまり知られてない話だがオープニングで吹き替え版のみゲームの主人公デズモンド・マイルズ役の東地さんによるナレーションがある、字幕版では字幕が流れてくるだけなので設定説明として用語が多く文字見るだけじゃわかりづらいこともありじまくで字幕で見る人も一度吹き替えでオープニングを見てその後字幕版に変える荒技をオススメする。
感想
まず過去編
断片的ではあるが加入儀式、ソーシャルステルス、馬上戦闘、フリーラン(パルクール)、イーグルダイブ、煙幕爆弾のようなアサシンクリードあるあるの行動をやってくれて、尚且つ決められた動きしかできないゲームと比べ自由な構図を撮れる映画の利点を活かした撮影をしてくれて大満足だが実際に数十メートルからジャンプし撮影をした本作の目玉イーグルダイブが全てクッションに着地する前にカットされたのが残念。(着水寸前に投げナイフで表面張力を破ったのは高評価だし、藁山じゃ無理でしょw見たいなメタ視点や現代編に戻るきっかけとしてのメタが上手くできているとは思うが)
戦闘については剣や槍や弓と言った基本的な物に加えアサシンクリード伝統のアサシンブレードによる暗殺や戦闘も綺麗に行われて満足、リアルで考えたら絶対しない動きなのによくやったよ。
現代編はTwitterでいつも言ってる通りやってることは実質1〜2のリメイクのようなもの、何も知らないカラムが監禁されアニムスでリンゴを探すって1とほぼ一緒だもん。
2時間半の尺でかなりギリギリの為か初アサシンクリードの人に全く優しく無く世界観や今起きてることの説明がほぼ無しで進行しいつの間にか終わってるので世間一般からの評価は低め、逆にACファンからはゲームを(1のような説明が不十分なままストーリーが進む感じごと)完全に再現したとして高評価になっている。
世間一般の評価が低めの理由が7現代:3過去くらいの割合となっており、ACプレイヤーからすればそんなもんやろってなるが知らない人からすれば過去編の映像をよく広告にしていたのもあり詐欺と思われるくらいの比率ってのもあるかも?
オデッセイ、ヴァルハラはイスを意識しすぎた結果過去現在共にテンプル騎士の介入が少なくなりアサシンvsテンプル騎士の構図が無くなってきているのでその2作品しかやっていない人が過去のアサシンクリードがどんなもんだったか?と見てみるのがアリよりのアリ、同じ頃発売されたオリジンズそして21年2月19日に3巻の発売が決まったアサシンクリード:チャイナ(漫画)と話がリンクしているのでこの2作品をやった、やる予定の人は是非みるべき作品!