マグスのゲーム&映画ブログ

基本ゲームや映画たまにプラモとかのレビューを書く雑なブログ。ゲームの考察などはツイートした物を後から再構築する形なので最新を見たいならTwitterを。

TENET 感想を軽く(ストーリーのネタバレ無し。難しい映画が苦手な人のためにルールについての解説アリ)

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ひと頃で言えばいつも通りのノーラン映画暗い調子が長く続き何がどうなったからこうなるなどを考えながらみないといけないいつものやつ。

時間の逆行ばかりが話題になっているがキャラの恋愛事情などがしっかり描写されてたりなんだりでアクションシーン以外も魅力的。

映画が始まってまず初めに思うのがカメラの性能が良いということ、ノーラン監督お得意のIMAXカメラを使用しているおかげか画像がとても綺麗、開始直後にキャラのアップが流れるがその時そのキャラ意外にも背景などのピント具合に注目して欲しい、開始直後にIMAXで観て良かったわと思ったレベル。そして逆行による視覚と聴覚の違和感、コレを映像化できるのは観ていてとても驚いたコレを観るだけで映画代の価値がある。

 

 

どうやったら楽しめるか

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ストーリーは話題になっているとおり同じ時間を行ったり来たりするもので絵にするとこんなもんかな?(黒が決定された時間、赤が順行、青が逆行(わかりやすく細切れにしてる)、順行も逆行も決定された時間から外れることは決してない)

詳しい説明は見てからのお楽しみだが言うほど困惑はしない、ちゃんと時間がどうなっているかを説明するアイテムはあるし見てわからなくても動きと違和感でわかる。

これがパラレルワールドありなら難しくてもしょうがないが順行も逆行も1つの世界しかない話なので起きたことは必ず起きる、起きなかったことはどうあがいても起きないというルールで縛られてるのが仕方がないかなと言ったところ。その現象があるので展開の先読みがだいぶ可能になってしまってるのが人によってはマイナスポイント、自分は一場面のネタバレされても経緯を考え予想し楽しめるタイプなので今回の映画はかなり楽しめた。

CMで格闘戦していた防護服の男も注視していれば直ぐに色々と気付けたり、横転してた車も何故横転してたのかを考察したりする必要があるのでこの映画を楽しむにはいかにルールを早く理解しそのルールに則り違和感に気づくかにかかってると思う。

 

まとめ

いつもの小難しいノーラン映画。アクションシーンもいちいち緊張し迫力満載でとてもいい、ドラマチック的なシーンも無駄にあるわけじゃなくちゃんと必要なシーンなのも評価高いよ。

とりあえず逆行という撮影や編集がクソ面倒くさそうでそもそも脚本書いてる時点で気が狂いそうな映画を作ったノーラン監督には尊敬しかない。

 

難しくっていわれてるからどうしようやちゃんと理解できるか心配なら過去のノーラン作品(バットマン以外)(自分はフォロウイングとインソムニア観てないけど)をどれでもいいから観るといい。一番TENETに近いのはメメントかな?

どの作品も決められた時間のルール(プレステージは時間以外のルール)と考察の余地があるのでそれらが理解できたorわかんなくても楽しめたなら前者なら今回も理解でき後者でも直感でハデなためそこそこ楽しめると思う(俺は過激派だから後者の人には観て欲しくないと思ってしまうが)。

逆にわかんなくて楽しめねぇよ!クソ映画監督!ってなった人は今作もぜんぜん楽しめないはず。

 

前述した通りルールの理解直感に従い違和感を記憶に留めあわよくば考察するのが今作を観るのが重要になるため仕事で疲れてたり眠たい時に行くのはオススメしない、元気で気分がいい時に映画館に行こう!