マグスのゲーム&映画ブログ

基本ゲームや映画たまにプラモとかのレビューを書く雑なブログ。ゲームの考察などはツイートした物を後から再構築する形なので最新を見たいならTwitterを。

今も色褪せない戦術系FPS『STAR WARS :Republic Commando』感想

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例年の5月4日セールがあったので50ドルでアウトキャスト、アカデミー、バウンティハンターと一緒に買っちゃった。

バウンティハンターもちょっとやったけど当時としては十分すぎるが2021年的にはおもんなかったからブログに書かないかも…

概要

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シス卿ネズミにオーダー66されたでお馴染みルーカスアーツが2005年に発売した本作、ここ数年KotORシリーズやダークフォースシリーズの後期作を現行CS機に移植を行なっているAspyrが2021年4月にリリースした。

Aspyr自体が日本の販売ルートを所有していないからか日本で発売は果たされなかった…しかし元のゲームが日本でも発売された影響からか日本語版もあるので自分みたいな英語出来ない勢にも嬉しい仕様になっている。(なお本来あるはずの吹き替えはない。)

 

 

ストーリー

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マンダロリアンのWalon Vau教官が育成したクローン・コマンドからなるデルタ分隊はクローン大戦に参戦し潜入任務や破壊工作など通常のクローン・トルーパーでは困難な任務に参加することになる。

 

クローンウォーズに一瞬だけ映ったデルタ分隊を操ることになり映画やアニメと違い少人数での行動なのでクローンのまた違った一面を見ることができる。

 

一言で言えば汚いスターウォーズ!映画もTCWも基本的に表の面しか映ってないが今作はジオノーシスの戦いを円滑に進めるための破壊工作などの裏の仕事をする為いつもと違ったスターウォーズを味わえる。

 

キャラクター紹介

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IDのRCはRepublic  Commandoの略、ゲーム後の帝国時代になるとImperial Commandoの略であるICになってしまう。

分隊員は下2桁で呼び合う。(例RC-1138=38)

  • RC-1138“ボス”

プレイヤーなので見る機会がないが大戦初期の階級識別のようなオレンジの塗装。

リーダーなので分隊員に様々な指示を出すことができる、変な指示を出したりフレンドリーファイアやダウンしてしまうと侮辱されまくるのでメンタル強くないとやってられないよ。「もしかしてクローンのクローンのそのまたクローンか?」(DNA劣化で性能が低いというジョーク)

作中唯一の本家本元テムエラ・モリソンボイス

CTナンバーの1138はいつもどおりTHX 1138から来ている。

 

縦の緑ラインが目印。

クローンらしい真面目ちゃん、得意はハッキングで教官が宿舎にデバイスを置かないようカミーノアンに要求するほど。

 

  • RC-1207“セヴ”

気性が荒く精神チェックをアドバイスされるほど、その様子は血の手形がついてるヘルメットにも見られる。(脱走ストーミーは帰って)

チームの火力担当。

 

  • RC-1262“スコーチ”

後ろ半分が黒く塗られてるヘルメットを着用。

渾名の由来は訓練中誤爆で教官と共に眉毛が焦げた経験からでその経験のまま実戦では爆発物を扱う。

 

  • CT01/425

クローンアドバイザーで彼だけ直接参加せずホログラムで命令を出している。後方のためかコマンドと違いカターン級アーマーではなくフェイズ1アーマーを着用している。

 

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クローン大戦が舞台なのでドロイドが主な敵になるが、その他にもその土地に合った知覚種族が登場する。特に後半の敵はスターウォーズ的に「おお、確かにこの惑星の敵はこいつらだ!」と思わされる展開で感動した。

B1バトル・ドロイドは簡単だがこのゲームではスーパー・バトル・ドロイドを略したSBDと呼ばれるB2やデストロイヤーなどの強敵は映画以上の脅威となり確かな手応えを感じる。

 

ゲームプレイ

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ぱっと見で分かる通りクローン・トルーパーのヘルメットで1番の特徴であるT字バイザーをそのままHUD化していてとてもクローントルーパー気分を味わえる。

普通のFPSと一味違うところが分隊員の指示であり攻撃態勢や追従、エリア確保などを指示できる。他には画面左のような狙撃ポジションに分隊員を配置できたり画面右奥のLATT/iのポッドのような重火器に配置するなど多彩な戦術をとることができる。

被ダメージ方式は時間経過で回復するシールド+HP性なので耐えると思いきや敵の集中砲火をくらうとすぐ倒れてしまう。倒れても分隊員が生き残っていれば蘇生命令を出すことが可能なのでゲームオーバー自体は思った以上に少ない。

味方AIがとにかく優秀でスナイパーモードやグレネードランチャー、グレネードが無限なことを考えるとひょっとしてプレイヤーは指示をするだけでいいのでは?と思ってしまうくらい。

敵のラッシュが終わった地点には基本的にいつものバクタタンクが置かれているので回復するといい。

 

仕方がないが敵が硬くて銃も狙いづらい、操作性も悪いと昔のゲームの特徴を兼ね備えているので現代的に考えれば難しい方なのかな?

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3惑星しかなくボリューム少ないなぁ…と思ってしまうが上記のように敵が硬かったり同じような展開や配置が多くて飽きてきたくらいでゲームが終わるので逆にちょうどいいボリュームとなっている。

 

音楽

スターウォーズゲーなので映画のBGMは勿論使われており、当たり前だがゲームオリジナル曲も多数。

特に目を引くのがゲーム起動時のメニュー画面で流れる「Vode an」でスターウォーズでは珍しく合唱の戦歌となっており、しかも教官の所属でありクローンホストが指導者だったマンダロリアンの言語マンドア語で歌われている!!!

結構耳に残る歌でありながら「コルサントの怒り!」とマンダロリアンとタングの歴史を知っていればクスッと来てしまう要素も込められていてとてもいい歌である。(蛇足:3500年ほど前が舞台のレジェンズ唯一の生き残りであるThe Old RepublicでもマンダロリアンのBGMとしてこの歌が使用された)

 

まとめ

若干古いが戦術FPSとしての完成度は高め、スターウォーズファンでない人におすすめできるくらい!

キャラの個性もありキャラ同士の掛け合いも面白いのでストーリーとしてみれば飽きないが、ゲームの展開には飽きがきてしまう。

キャンセルされたimperial commandoが本当に勿体ないくらい楽しかった。今更続編出ないと思うが黒人女性ポリコレ特殊部隊なんてやらないでこういうむさ苦しくて汚いFPSをやりたいな。

 

海外アカウントで他のゲーム買うついでに買ってもいいんじゃないかな?といった具合。