マグスのゲーム&映画ブログ

基本ゲームや映画たまにプラモとかのレビューを書く雑なブログ。ゲームの考察などはツイートした物を後から再構築する形なので最新を見たいならTwitterを。

『スターウォーズ:ジェダイサバイバー』感想 ネタバレ無し

写真撮る元気出なかったので文字だけ

ストーリー

コルサント保安部隊(CSF)に捕縛された主人公カル・ケスティス依頼人のパウアン元老院の元に案内される。
BD-1や新たなマンティスの乗組員達の助けを得コルサントを脱出するが船が大破したため引退したグリーズが酒場を経営する惑星コーボーに不時着する。

コーボーではジェンダイ族のレイヴィスが率いるギャング「ベッドラムレイダー」が幅を利かせており襲撃を受けそれを退け、無事旧友と再開したカルは偶然ハイ・リパブリック時代のジェダイ遺跡を発見し未知の「惑星タナロー」へ行く鍵を探すことになった。

森のハイリパブリック時代の施設を探索中にバクタ・タンクに漬かった片腕のジェダイを発見するがどうやら様子がおかしいようだ…

ストーリー感想

前作JFOは1〜3どころか映画見ずにでもある程度理解でき楽しめる内容だったが今作は現行で展開が進むハイリパブリックを主体で進めるためスピンオフ耐性がまぁまぁ無いと難しそう
個人的には古代に触れながらゲームを進めるのはジェダイナイトシリーズから始まるのSWゲーあるあるなので大変良かった。

前作は惑星個々のストーリーの最後にメインストーリーのアイテムを入手!というか流れだったが、今作は惑星個々ではなくメインストーリーをガッツリなのがメインストーリーを幅広く、そして深くする意味で大成功。

ただ、敵組織や目的がローカルな物なので広大な銀河を旅するって作品ではない。(不満)

ストーリーの中身自体は前作から結構状況が変わり序盤の混乱こそあるが「驚きの連続」「現代と過去両方のストーリー」「マンティスクルーなどの家族愛」などが特に重視され作られてとても楽しめた。
ネタバレ回避の自衛はしたほうがいい

ハイリパブリックは現行で進んでいるためかハイリパブリック側のストーリーは消化不足アリ

帝国は終盤までガチで空気。

キャラクター

今作は個々のキャラクターの魅力が半端無い、新キャラをネタバレしない程度に解説する。

ボード・アクーナ

コルサントから加わった新たなメンバー。ジェットパックを使用することからクルーにはジェットパックとも呼ばれる。
娘思いなガチムチのナイスガイ。

PVの通り一部ステージでは共闘することが可能性でフォースセンシティブ相手にもフツーに戦える強さ。

レイヴィス

ベッドラムレイダーのリーダーであるジェンダイ。
ジェンダイらしく不死身とも言える肉体を持ち、ある人物に対し忠誠を誓っている。

ジェンダイについては有名なバウンティハンターのダージが登場する「2Dアニメのクローン大戦」「ダークホースコミック:ビジョナリーズ」「新マーベル:ドクターアフラ」を見るとこの種族にイカれ具合がわかる。
ぶっちゃけ今作種族設定は活かしているがジェンダイとして本気を出してないよ。

ダガン・ゲラ

ヒューマロイドのハイリパブリックジェダイ

PVに映っていたバクタ漬けはこいつ、カルのクローンじゃなかったよ。

とある事情で片腕が無いのでライトセイバーは左手で扱う。
カルと同じくスプリットセイバーを使用しているがその使用方法はダーストレイヤのようで無い右手部分を浮かしていてめちゃくちゃカッコええ。現代だととやかく言われそうだがこのキャラクター案を採用したの天才。

探索

JFOと同じく新トゥームレイダーのような探索になっている。
ストーリーで使う一本道が枝分かれしてアイテムとか収集するやつ。
これ系の作品ではお馴染みの「後からスキル取ってからじゃ無いと進めないよん」ってのはあるのがめんどい。

かなり改善されているのはスキャンのアイコンが前作よりも遠くからより目立ち表示される、特定のデータパッドをスキャンすることで未入手のアイテムやデータ類をマップに表示できるようになったこと。
後者が前作なくて地獄だった記憶ある。

ファストトラベルも可能になったので前作と違ってボス前に回復アイテム増加などの探索が行えるようになったのも高評価。

これらのおかげでクリア済みの場所を探索する苦痛はかなり減った。

クリーチャーのテイム

よくあるお馬さんとか車類と違いマリオのヨッシーのように短距離の移動、三重ジャンプをするための稼ぎと考えた方がいい。
あまり乗らなかった。

遺跡の謎解き

前作のゼフォは早々にリストラされ今作はハイリパブリック時代のジェダイ寺院を探索することになる。
ゼフォ黒歴史やろ

前作と違うのが殆どが自由探索になっていることかな、前作は強制的にわかりづらい探索をさせられて初見ダルダルだったのでいい改善点だと思う。

全体的に見て変に難しいギミックは無いと思う。

マップ

惑星は本作の目玉であるセミオープンワールドが2、前作の平均未満が1、1ステージのみが2、イベントステージ1と予想以上に少ない
まぁローカルな話なので仕方ないなと思う側面はあるがやっぱり少ない。
SWゲーあるある有名な惑星の探索は0なのでワクワク感はあんまりない。

帝国の基地はスターツアーズオマージュと信じている。

アクション

今回なによりも驚きなのが前作のアビリティ殆どを引き継いでプレイできること!
これ系のゲームだとアイテムポーチを落としたとか何かしらの理由をつけて1からやり直しが多いが出来ることが少ない序盤が存在しないのは今作かなり良いところだと思う。

新たに追加され嬉しかったのはフォースダッシュテレキネシスの強化。
前者はKotORやジェダイナイト方式の周りがスローモーションではなく、TFUのような直線ダッシュで行動が幅広くなり、後者は上下方向にフォースを当てることが可能になりドアや敵を持ち上げる、上にある障害物を落とすことが可能となり戦術が多彩になる。
全体的にTFUっぽくなった

戦闘

JFOはグランドマスターを何周かやり、今作は手始めに上から2番目のジェダイマスターでクリアしたが正直道中もボス戦も物足りなかったかな、、、
ストーリー転換期のイベントボス以外は特に詰まりは無い。回復多すぎるんよ

試しにニューゲーム+でグラマスをやった所パリィタイミングが一気に減り、2週目の影響からか不明だが終盤の敵が序盤に配置され普通に難しい。(スティムパック数は持ち越しだが)
これの間の難易度欲しい

基本的には前作と同じ、前作でちょっと適当だった敵のブロック判定がしっかり強化されていると思う。

前作よりも敵の種類、特に近接枠が増えたので近接アクション感が増えたはず。
それでフォースゲージが溜めやすく前作より雑に使えるのはいいバランス

ライトセイバー

本作では前作だとシングルとダブルブレードで使用できたセイバーがより多彩なモードで使えるようになった。

ジェダイナイトシリーズと違いスタイルによる優位とかは無くあくまでカルの戦い方が変わるだけ。

ボタン数のためか篝火で左右ボタンの割り当て2種類しかできないのが不満。左はシングルとクロスガード、右はダブルとジャーカイ、下はブラスターのように切り替え可能でスタイルの敵のスタイルへの優劣があればボス戦がより良かったのに。
一気に追加しすぎた感ある。多分ジェダイ3作目はスタイル10個くらいになってるよ。

以下スタイルの感想

  • シングル

使っていないからわからん

  • ダブルブレード

前作では遅いし威力が半分で多段があまり無い見た目だけの武器だったのが今作では不利の遅さが若干マシになった上多段ヒットが猛烈に増え当たり判定がだいぶデカくなったのでかなり使いやすくなった。

何かとめんどくさいデストロイヤー相手には欲しい。

  • ジャーカイ

鬼カッコ良い

前作ではオマケ程度だったのが本格的にできるようなった。
「△で瞑想を行い弱攻撃を自動パリィからの強攻撃」「攻撃中でもモーションキャンセルで即パリィできる」ようになるので対人戦では初心者から上級者まで扱いやすいだろう。

前作では両方ともフルサイズだったブレードは何気にサブがショウトウになっている。カッコいい

鬼カッコ良い

  • クロスガード

ベン君のとは違い単純に出力強化したもの。金属がスレた音がなぜかする。

ヘビーウエポン枠で火力が高いが出が遅くガードもしづらい。

基本はジャーカイでパリィしながら戦って敵が怯んだらクロスガードを喰らわせる方法が個人的には使いやすかった。

ださい

  • ブラスター

ブラスターを使うジェダイ、ますますカイルの居場所ががが…

突き攻撃が中心になり、セイバーを当てる事でブラスターゲージが補充される。

ブラスター自体は火力が低いが最後のアビリティであるブラボ風の銃パリィが強すぎる
強攻撃を防げるうえブロック関係無しに大ダメージを与えて怯ませる。強すぎねぇか?
だが出がかなり遅くヒットタイミングもようわからんので玄人向け

ブライヤーピストルは無い!(良かったねカイル!)

フォース

前作では全然貯まらなかったフォースゲージがかなり溜まりやすくなったのでジェダイナイトやTFU終盤とまでは行かないが序盤TFUやKotOR程度には乱発しやすくなった。
(わかりづらい例)

カルの十八番のステイシスがゲージを貯める必殺技扱いに変更。ストーリーが進むと強化もされる。

新フォースは敵にフォースマインドを使用可能になった。前作以上に近接の敵が多く戦いづらいのでありがたい。
探索欄でも上げた通り上下のテレキネシスが使用可能になったので敵を隔離しやすくなった。

今作は抗テレキネシスの敵が多いのでプッシュでの奈落落としやプルからの斬りつけが難しくなり如何にフォースで敵を隔離させられるかが問題だと思う。

他は前作通りだがプッシュプルの最上位はまたアビリティポイントを使う必要がある。

ボス戦

ジェダイマスターの感想

一応ソウルライクなのでジェダイシリーズの魅力はボス戦でもある。
ステージ毎にボスが設定されている他、殆どでは追加される敵をHP多めで中ボスとして登場させる。
以下感想

敵キャラが全員魅力的で良かったが問題点が多すぎるしヌルい


前作が抗フォースが強すぎて純粋なセイバーと勝負だったのに対して今作は抗フォースが低く隙を作りやすい、全体的に敵の隙が多い、新しいスタイルが対人強すぎる「ジャーカイ:モーキャン即ガード」「クロスガード:大火力」「ブラスター:銃パリィ」
カル強すぎて結構なヌルゲーと化している。難易度ジェダイナイトでどのボス戦も1時間詰まる事は無かった。

もう一つの問題点は同キャラ再戦が多すぎる
前作から引き続き登場したキャラもおり、新キャラの再戦は合計3回、新キャラ2人に対し5回も戦うよ
うん、敵カッコいいし魅力的だけどプレイ的には飽きる。

前回はタロン・マリコスが連続パリィでブロックゲージを減らす、2姉妹は攻撃後の隙を突くなどボスによって戦い方が変わるように設計されていたが今作はそれらを感じなかったのが少し残念だなぁと。

チュートリアルボスで今回のフォースセンシティブのボスはこんな戦い方するのか!と興奮したけど二度とそれが起きなかったのがクソ残念。

今作のお気に入りはルクレハルクでのボス戦、だけど純粋な剣術+昔ながらのテレキネシスで最高に完成度が高かったタロン・マリコス戦を超えれ無かったよ…

フォースドレインや捕食系のワンパンやめろ💢

ちなみに闘技場モードは無いし、前作と違いHPの段階踏む時に何回死んでもムービー入るから闘技場の実装は無さそう…?

カスタマイズ

今作ではカル、BD-1ライトセイバー、ブラスターの見た目変更が可能。スティンガー・マンティスは外されたが所有者はあくまでグリーズなので英断。

前作以上に凝ることができ楽しすぎる。

カル

「髪型」「髭」「上着」「下着」「ズボン」が変更可能。
髪色のは変更できない。理由は察しろ

基本的にこれ系の着せ替えはセンスが無く結局初期の服装で過ごすいつものやつよ。

BD-1

前作では色とそれに連動して形が多少変わったが今作ではパーツ毎に形の変更、3つほどに部位に分かれ素材色の変更が可能になった。
色の変更使用については他武器も同じ

ライトセイバー

前作より若干細かくパーツ変更が可能になった。
前作のパーツ引き継ぎ無しがちょっと残念。(流用クソ多いんだからここをカサ増ししてくれ)

ゴツゴツの物から一般ジェダイが持ってそうなあっさりした物まで色々作れる。
パーツ変更は勿論素材色の変更が結構凝れる、楽しい。

予約特典のオビ=ワンのものがカスタマイズの使用上EP1なのが残念。

ブラスター

アッパー、ロワー、グリップを変更可能

SWらしい現実の銃の流用が少ないのが残念。
C-93とP08だけがわかって、不明のセミオートが1丁、リボルバーが数丁だがシリンダーのみの流用で何だかわからん。
P08のやつはカッコ良いよ

組み立てはセミオートと同じでアッパーとロワーでズレがあると気持ち悪い、なので実質的に組み合う数は少ない。

その他

THE HUはカメオ程度(-1億点)
THE HUの比較的新曲のREMIXもある(+1億点)

自分が思っていたよりも前作の使い回しがかなり多い
1番わかりやすいのはオビ=ワンのドラマと同時期なのにパージトルーパーがエアボーンの蜂の巣型のまま。
前作キャラのモーションは全て使い回しで新モーションはボス以外無し。
チュートリアルのイベントのみパトロール・トルーパーがスカウトの代わりにバトン振り回していたがこっちの方が自然なので、スカウトからバトンを下ろし起動力キャラで新たに作ってほしかった。

まとめ

JFOからスピンオフ入った層を銀河の歴史沼に引き摺り込むための作品。
ローグ中隊、TFU1や前作のような誰でも受け付けられるThe SWゲーというよりもKotORやジェダイナイトと言ったちょっとニッチなSWのスピンオフゲー

ストーリーは驚きの連続で前作よりも飽きがこなく新キャラが魅力満点、ただ内容とオチで好き嫌いは別れる。

探索は前作のダルい所をほぼ全て治したが惑星数は少なく感じる。

戦闘がより近接ゲーとなりつつフォースの乱発がしやすくなったのが最高だが、新しいライトセイバースタイルが強すぎるのもありカルが強すぎてボスがヌルい。

カスタマイズ要素は最高。

使い回しが目立つので気になる人はかなり気になるがまぁしゃあない。

THE HUは最高