9月10日にSONYの新作発表会でレジェンズファン待望のKnights of The Old Republic(以下KotOR)のリメイクが決まった。
ファンリメイク計画が速攻で潰されていたり、3回ほどリークされていたりで予兆は沢山あったのでリメイク自体は驚かなかったが嬉しすぎて2時間はツイート汚染していたよ。
この作品は数多く存在するスターウォーズゲームの中でかなり特異な作品となっており、ある程度の予備知識は勿論映画の世界とかなり違う部分があり固定概念を壊さないといけない。
そのため今回は序盤以降のネタバレ無しで歴史編とゲーム編に分けてこのゲームの予備知識や魅力を語ろうと思う。
ゲーム編はこちら↓
(準備中)
注意点
この記事ではネタバレ無しで書いているがこのゲームはかなり重要なネタバレが数多く存在しているので発売前後は繊細の注意を払って自衛したほうがいい。
何が問題かと言うとこのゲームを語るにおいてネタバレは必要不可欠でもあり、20年経った現代では知ってて当たり前のことにもなっているので、友人やTwitter等で誰かと会話する際このゲームの事は一切話さない方がいい。
実際トレーナー公開時にTwitter等で評判検索した際「古代詳しくないけど大丈夫かな〜」や「レヴァンってよく聞くけどどんな人なんだろ〜」的なことをツイートした古代知らない人に対してゲーム内容やクリア後の世界を思いっきり語ってる人が結構いたので本当に注意して欲しい。
(たぶんこいつら未プレイで知らんやつに語ってるやろ)
今作のよくある間違え
- 作品タイトル
前から気になっていたことだが日本では何故か今作を単に「オールド・リパブリック」と呼ぶ人があまりにも多く見られる、だがそれだと通常は“シリーズを統括”して、もしくはサービス継続中のMMORPG「ジ・オールド・リパブリック」を指す言葉なので今作を呼ぶ際はタイトル通り「ナイツ・オブ・ジ・オールド・リパブリック」もしくは略した「KotOR」「コトル」で呼ぶのが相応しい。
- 戦争
ソニーから渡された資料に書いていたのかゲームの情報ウェブサイトで今作の舞台を「シス大戦」と表記している所が割とあった。
シス大戦といえばウリックやキューンと言った人気キャラが登場する大戦で、日本でもまぁ馴染みがある作品なので誤情報により落胆する方がいるかもしれない、今作の舞台は「ジェダイ内戦」でレヴァンやバスティラ・シャンの時代なので気をつけるように
オリジナルKotOR
2003年にBioWareが開発しルーカスアーツから販売されたターン制RPG。
ジェダイとシスの全面戦争による重厚なストーリーは勿論、それを選択肢によりライトサイドとライトサイドが変わる等で幅広く味わうことができる。
一見3Dアクションだが戦闘中も動き回れるとはいえ内部処理はターン制でプレイヤースキルは求められない為現代からしたらゲーム自体はおもんないかも、その分ストーリーが最高。
今回リメイクを行ったAspyrからiOS&Android版が2013年頃から発売しているが英語オンリーなので英語がある程度出来る人はリメイク発売前に挑戦してみるといいと思う。プレイ時間は24時間ほどでクリアできたかな?
追記
日本では発売されないが11/19からSwitch版の発売が決定した。
海外のアカウントを作り→海外のプリペイドカードを購入し→携帯版より高い値段で買う労力とオリジナルの操作が携帯向きと考えるとわざわざSwitchで買う必要はない。
レジェンズとBBYの説明
レジェンズは2014年のディズニー買収前のスターウォーズ世界のこと。
対して正史が2014年以降の作品のこと。
そして正史、レジェンズ問わず例外がありLEGOのコメディチックな動画作品や一部書籍やゲームのダークサイドルートは歴史的に正しくない非正史となっており独自のパラレルワールドになっている。
今回のKotORリメイクは現状では不明だが、あくまでオリジナルが正史となるため恐らくレジェンズの非正史になると思う。(ややこしい)
BBYはビフォー バトル ヤヴィンの略、デススターの戦いを起点としたスターウォーズの年代の数え方。
今作は3956BBYなのでヤヴィンの戦い(EP4)の3956年前のお話。
そもそもKotORシリーズとはなんなのか?
1993年から始まったコミック、テールズ オブ ジェダイから影響を受け作られたゲームからなるシリーズ。
3500〜4000年前を主にしつつ、それ以上昔のシスを墓などで言及したり霊体として出したりで他の時代の作品とも関連性が高いのが特徴。
ある意味前日譚でもあるテールズ オブ ジェダイから始まり、オフラインゲーム2作、06年から始まった直接的な前日譚のコミック、後日譚がDLCにあるオンラインゲームThe Old Republic(以下TOR)を含めたら30年近く続くかなり長期のシリーズとなっている。
TORについてはオンラインゲームだからか現代でも唯一更新が続けられているレジェンズ作品。
KotORのストーリー
3959BBY
未知領域からやってきた元ジェダイのダース・レヴァンとダース・マラックが突如共和国を襲いジェダイ内戦と呼ばれる戦争を起こした。
共和国軍兵士の主人公は戦闘中惑星タリスに墜落したが現地スゥープ・ギャングの助けもありジェダイのバスティラ・シャン救出、そして脱出しフォースに目覚めジェダイの訓練を行う。
その後シス帝国が使う古代の超兵器スターフォージの位置を割り出すため様々な惑星に存在するスターマップを探すことになる。
そしてその過程でライトサイドに進むかダークサイドに進むかはプレイヤー次第。
各勢力
レヴァンのシス帝国
映画のシスは二人の掟があるため派閥争いとかない限り二人しか存在しないが、今作は掟が出来る前なので大量のシスやダークジェダイが登場。
レヴァンがマンダロリアン残党を追うため共和国艦隊の1/3を連れ未知領域から帰ってきた後に作ったシス帝国。
エグザ・キューンの残党やレヴァンの同調者のような先の戦争で評議会と意見の食い違いが起きたジェダイが多くシス帝国に入りジェダイ内戦と呼ばれている理由が窺える。
テクノロジー
スターフォージ
剣や装甲服や携帯シールド
(結構うろ覚えなので間違っている可能性大)
プレイした人や動画見た人はなんでこいつらブラスターの時代に剣使ってるの?と思うかもしれない。
理由は簡単でこの時代は防御力がインフレしていたから、具体的には「マンダロア鉄やコルトーシスと言った希少素材が豊富にある」「個人携帯シールドが流行っていたから」と沢山ある。
1〜6時代のベスカーギャムはバイタルや関節以外に装甲が無く機動力を重視していたり、一部(殆ど?)デュラスチール製だったのに対しこの時代は足の爪先から頭のテッペンまでベスカーのギャムで覆われているほど贅沢に使われていたりでかなり防御力がインフレしている。
個人携帯シールドに限ってはSWBFやレベルズで登場していたね。
戦争
マンダロリアン戦争
今作の少し前3976BBY~3960BBYに起きた繋がりが深い戦い。
前述したマンダロア・ジ・アルティメットの改革の一つに略奪し領土を増やすと言った共和国が無視できない方針があり、それがきっかけで戦争が起きた。(なぜアルティメットは大戦争が起きる政策を行ったんだろう?)
この戦争中頭おかしいジェダイの連中が大事件起こしたり、マンダロア派のジェダイがいたりしているがあまり関係がないので気になるなら各自で調べるように。
共和国の敗戦が続く中ジェダイはこの戦争に関わるべきではないと評議会は決定し傍観していたが、クレイアの弟子は違った。
戦争の最中マンダロリアンによるキャサー虐殺の証拠を探し彼は一つのマンダロリアンのマスクを見つけ、サイコメトリーでこのマスクの持ち主は虐殺の際良心が芽生え、味方に殺されたことが発覚し一人のジェダイは彼女のマスクに戦争の終結を誓う。
(今までマスクは内側から外側に段々と落ちていく形が多かったけど今回は珍しく逆に外から内だね)
ちなみに虐殺を指示したのはジャンゴ・フェットの祖先カサス・フェットである。
その結果彼は友人のアレックと共に戦争参戦のレヴァンチスト運動を行い彼はレヴァンと名乗るようになる。
その後レヴァンチストが加わり劣勢を覆してきた共和国はレヴァンを最高司令官にし、戦争終盤にはマラコアVの戦いが勃発する。
ダークサイドの惑星マラコアVの戦いでは両軍共に無数の艦隊を用意し、レヴァンはマンダロリアンを撲滅するため超兵器マスシャドウジェネレーターを用意し準備万全な状態で戦いを行う。
なんやかんやあってレヴァンとアルティメットの一騎討ちになり、レヴァンが勝利マンダロリアンが復活しないよう彼は指導者の証であるマンダロアのマスクを隠し、その後超兵器を任されたいたミートラ・サリックは兵器を起動、超兵器の重力井戸により両軍の艦隊が次々惑星に墜ち死の星になった。(彼女はKotOR2の主人公)