21年9月追記
↓ミラージュのためにシリーズの設定を知りたい方や過去作のやってみたい方よう
- まず初めに
- 概要
- ストーリー
- 登場人物と勢力紹介
- 探索
- 戦闘
- 定住地
- ステルスと暗殺
- 装備
- スキルとアビリティ
- 古き結社の暗殺
- ミニゲーム
- 総評
- 最後に言いたいメインクエストとサイドクエストの順番について
かなり長く書いてしまったので適度に目次から見たい欄へスキップをするといいかも。
まず初めに
今作が初めて!やアサシンクリード シリーズ詳しくないって人にもオススメできるほどに楽しく細かで、考察力次第ではわかりやすいストーリーだった。が前提知識が多すぎるため勢力の欄を見て欲しい。
ただ毎度のことながら過去編の直前(今回だと大異教軍の前や開始前半)に何が起きたかが直接語られないのでそこら辺は各自で調べる必要が多少あり。
ドラマのヴァイキングは史実性があまり無いが前半ラグナルが主人公で後半がエラ王の処刑など今作では口頭で軽く触れるだけの大異教軍初期の話なのでACヴァルハラの直前の話とストーリーがよりわかりやすくなるため時間ある時見ると良さげ。
追記:いくつかの同盟ミッションでは作戦地域のレベルなどの順番で順にやらないと時系列がおかしくなってしまうので注意、AC2をクリア後DLCをやったような感じになってしまう。
あと複数分かれてるストーリーでAのストーリーはBストーリーのネタバレがあるとクソみたいなことが起きるので1番最後のをみてほしい
概要
2020年11月10日発売されたアサシンクリードシリーズ最新作
開発は最近なにかと話題なUBIモントリオールスタジオ、ディレクターか何かが4BFやオリジンズと同じ人なのでストーリーなどはこの二つに通じるところも多々ある。というか略奪者がイギリスと戦うってぱっと見なストーリーのイメージは4BFとほぼ一緒
BGM担当が1〜リベレーション同じJesper Kydなので信頼できる
ストーリー
872年
ヴァイキングの英雄ラグナル・ロズブローグが死に息子達が復讐を行うために起こしたイングランド侵攻通称大異教軍が東地帯や現ヨークを支配した中盤、幼少期狼に襲われた時にできた傷を持つ“狼傷”エイヴォルも参加し彼女が率いる鴉の戦士団と共に領地を増やしアルフレッド大王がいるウェセックスに侵攻する準備を行うと同時に現地の協力者や隠れし者と共に各地で暗躍している古き結社を消すことになる。
2019年8月
2012年の太陽フレアを止めたのはいいもののオリジンズで言及された通り未来を変えても人類滅亡のチョークがあることは変えられない、その結果2のルーシーの会話やオリジンズのセグメント4で暗示されていた地球の磁場の不安定化が起きてしまった。ここら辺は寝る直前自分用のメモに書き殴った下のURLやレイラのPCである程度わかる。簡単に言えば未来をいくら広げて枝分かれをさせても逃れることができない絞りがある、それは今回のケースだと人類滅亡が発生すること。
レイラは前チームで医療担当だったV・ビボーを殺害した結果チームから離れてしまい、アトランティスで入手したヘルメストリスメギストスの杖に宿るアレシアからも連絡が来ないまま。
ところが突如謎のメッセージがありスペクトル分析をした結果座標が表示されそれはエイヴォルの墓だった!
レイラは新チームと共に謎のメッセージやなぜエイヴォルが重要なのかを解き明かすことに!
ストーリー感想
今作は前作同様エンディングが複数あり、全て分けるとシグルド編、大異教軍編、結社篇、アースガルズ篇、アニムスの異常現象篇、現代編と6つもエンディングがあることになってしまう。
何が問題かと言うとあるストーリーはこのエンディングのネタバレになってしまう、全てのエンディングを見ないとパズルにピースが揃わないので普段考察などしない人や普段サイドクエストコンプを目指さない人にとってはなんだかわからないままエンディングを見終わりこのゲームを終了したと勘違いしてしまう可能性があること。
どの順番でエンディングを迎えるのがオススメかは最後に書いているので買った人はそれを見て欲しい。
恐らく今回のテーマは時代の変化となっていて過去2作には存在すらしなかった他の宗教絶対許さないマンのキリスト教が世界に広まりその侵略を止めようとする異教のヴァイキングとの宗教戦争、過去を知り改善しようと考える隠れし者、イス(古代文明人)やそれと人とのハイブリッドを信仰する古き結社から人による新世界秩序を考えるテンプル騎士団への変化など色んな変化を感じることができた。
“大異教軍中盤から終わりの少し前”までの史実の出来事を濃密に体験できてとても満足。エイヴォルは隠れし者じゃないから3やユニティとかで起きたアサシン全然隠れてない問題も今作では問題にならないし。
大異教軍篇のメインストーリーはヴァイキングらにとって都合の良い中途半端なところで終了してしまったので本編〜DLC間の話しをどうするのかが疑問となっている。
追記
全力で無視だった。
全てのエンディングまでの長さは探索しまくって100時間超えたくらいなのでメインだけなら50時間、全て見るには80時間も有れば終わるかな?
発売前開発者は今までよりもプレイ時間が短いと言っていたが逆にオリジンズよりも長いと思う、アレはトロコン用のセーブデータが確かDLC込みで130行ったか行かないかって感じだったから。(オデッセイは異常なだけ150時間DLC込みでやってサイドクエスト70%くらいしかやってなくマップも殆ど埋まってないのは異常よ)
なので前作のオデッセイが色々多すぎるって文句言われて大異教軍前半と末期を削ったのかなと予想している。ぶっちゃけ十分だけど歴史を見ると少し足りない感があったので本来ならどこまでやっていたのか気になる所。
現代編はいつも通り薄め、これは仕方がないけど急に地球の磁場がヤバい!とか言われてびっくりこいた、オリジンズの頃から予想はしてたけど。2019年設定のチャイナは普通やったやろ!!!
オリジンズから続くレイラのPCも今作は今までの振り返りと今後の多少の伏線が大半を占めてオデッセイ〜ヴァルハラの話が皆無に近いのが残念なところ。
いつものことながら過去も現代もラストは特に最高だった、多分ここ数年で1番のできだと感じさせるほど。
DLCを買うべきか?
オリジンズとオデッセイではかなり評価が良かったDLCを買うべきか?と言う話だが結果から言うと高い金払ってまで買うべきでは無い。
2年目DLCが無料は出るの確定で有料は不明。
第一弾ドルイドの怒り感想
暗殺教団もイスも出てこなくアサシンクリード要素が皆無でぶっちゃけ楽しくなかったが一応歴史を辿り、UBI作品らしく差別がテーマとなり社会性がある内容だった。
第二弾パリ包囲戦
期待されていたユニティへの繋がりどころかアルフレッドが危惧していた結社や、ドルイドで仄めかされたエデンのかけらなど一切なく、シテ島への攻撃も迫力無いイベントだった。
完全に歴史を冒涜している内容で、本編に事前に出てきた包囲軍首領のロロも登場しない、エイヴォルもバリバリフランク王国に協力しているととても酷い内容だった。
イースターエッグは神
シーズンパス特典ベーオウルフについて
今作はACシリーズでは珍しくシーズンパス限定のミッションがあり、それがベオウルフに関係する物となっているが30分もプレイしないで終了しその30分も内容がクソしょうもないどころか、別件でミッション地域を探索しているだけで書類等を発見し内容を理解できると詐欺紛いのミッションになっているのでコレのためだけに買う必要はない。
勿論報酬とかもなんもない()
登場人物と勢力紹介
今作はアサシンクリードシリーズの中でも数多くの人物と勢力が登場しかなりの混乱を起こしている。
一応重要な所は目次から入れるようにしているので「長いわボケ!」って思っている人はそこから見てね。
エイヴォルだけは必ず閲覧するように
ネタバレ無しで書いたが長いのでスキップしたい人は↓から
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登場人物
重要人物をネタバレなし程度に紹介する
-
「狼傷」エイヴォル
一般的なヴァイキングのイメージと違い冷静で知的な戦士であり政治家であり詩人そして兄上大好きっ子と言う属性持ちすぎな主人公。ノース人なのにデーン人と間違われて拗ねるの可愛い。
よく遠征を行うシグルドに代わり鴉の戦士団を率いる首長の右腕的存在、彼らの新天地イングランドで様々な人物と交流し同盟を組んだり、人々を苦しんでる結社を暗殺する。
ちなみに隠れし者には所属しておらず協力者という設定、その一環によりステルスや暗殺技術、あることをした褒美にシリーズお馴染みの信仰を示す技を取得することになった。
女性のエイヴォルがイケメンすぎるのでプレイ中1億回くらいは惚れた、声優の声と表現の仕方がとてもよくWikipediaで経験が比較的少ないのを見て嘘だろ!?!?ってなったほど。前作のアレクシオスといいUBIはマッチする声優を見つけるのが上手すぎる。
エイヴォルの性別について
必ず正史の「アニムスに任せる」を選ぶこと、シリーズ初心者なら尚更。
オープニングの現代編で語られたとおりDNAが二つ存在しているせいで男女の性別を選べる。前作の説得力無き男女選択、後出しカサンドラ正史事件と違い男女変更可能な理由も通っていて正史も予め表示されているのが良き
正史である「アニムスに任せる」を選んだ結果ほぼ女性である時だけ男性という結果になったが不満はない、逆になぜDNAが二つあり男女選べるのかがとてもわかりやすいのでこれを選んでよかったと思う。
ちなみに小説やコミックではエイヴォルは女性として描かれていて小説の関係者のツイートでは書くときに一応選択肢があったらしい。(女性を選んだ理由がストーリーを知った上かただのポリコレかは不明)
DNA云々はシリーズファンなら察せちゃうのが少し残念、そこら辺は最後に言って欲しかった。
- シグルド
義兄上
エイヴォルが所属する鴉の戦士団の首長(1番偉い人)
イングランド全域を支配するなど多大な目標を挙げたり自分を神の家系と思ってるザ男の子って感じだけどいい人。
- ラグナルソン達
現実世界だとアーサー王と同じく史実ではない伝説扱いの英雄ラグナル・ロズブロークの息子達。(息子らは史実だよ)
まずラグナルを知らないといけないのにその名前が多く登場するのは今作の悪いところ。
常に血を求めてるまさに狂戦士の「骨なし」アイヴァーや真反対の政治的でアイヴァーの保護者的な立場のウッバなどが登場。ゲームでは骨があり普通に立っているアイヴァーの「骨なし」への解釈がよくて脚本陣に改めて関心した。
- バシム
イブン・イスハークと言う名前とレヴァント支部の人と聞いてアルタイルを思い浮かべる人が多いみたいだがアラビア語でイブンは息子と言う意味なので全然違う、なんならラグナルソンはラグナルの息子でエイヴォルの名字のヴァリンスドッティルも親のヴァリン+ドーターと言う意味。
見た目通りのちに暗殺教団の本拠地になるレヴァント支部の隠れし者。
謎めいた雰囲気があり目的や考えてることが一切わからない不思議な人
- ハイサム
バシムと共にやってきたレヴァント支部の隠れし者。
主に古き結社の殲滅に協力したりローマ時代の隠れし者に関する情報を集める裏方の仕事をしている。
キャラとしての立ち回りのことや今作の可愛がりキャラと言うこともありシンジケートのグリーンちゃんのような扱い。
- アルフレッド大王
英国人が偉大だと思う人物だかなんだかのランキング上位にノミネートされるほどの有名な史実の人物。大王と言われたのはイングランドで後にも先にもこの人だけ
キリスト教を熱心に信仰する人物でありそのせいもあってかヴァイキングの目の敵となっている。
- フルケ
イスの遺物を収集する人物。キリスト教的考えだと異端にあたるのかな?
イス遺物の声が聞こえるとか場所がわかるとかなんとか電波的なことを言っているからジャンヌ・ダルクと同じ突発的な高純度なイスDNA保持者だと考察してみる。
北欧の神でエイヴォル達の信仰対象の1人兼、復活したいつもの謎空間に登場する厄介クソリプおじさん。
謎空間に第三者が入るので初めてじゃない?
他にも個性豊かなキャラクターが存在していてどのキャラも印象が残りUBIいい調整してんなぁと
勢力紹介
続いて勢力、コレは見とかないとわからんと思う。
- 鴉の戦士団
主人公エイヴォルが属しシグルドが首長のノース人勢力。ちなみにノース人とデーン人の違いは前者が比較的北の方に住んでいて後者は比較的南の方に住んでると思えばいい。
イングランドのマーシア王国に勝手に移住した人らでシグルドの命を受け同盟相手を増やすことに。
スターウォーズや歴史、洋ゲーなどを嗜んでる人からすれば「戦士団」より「クラン」の方がわかりやすいと思う。(だから英文の通りレイヴンズ クランにして欲しかったよ)
- 大異教軍
一丸となってイングランドへきたヴァイキング勢力のことをウェセックスが勝手に言っただけなので大異教軍の呼び名は勢力としては本来正しくないので御注意を。
前述したラグナルの息子達が率いてやってきたノース人やデーン人などの混合勢力。
やってきた理由はラグナルの復讐、宗教戦争、単に略奪、植民地を作る為など諸説あり。
ゲーム開始までにやったことはイーストアングリア辺りから上陸し占領後ヨルビックやルンデンと言った主要都市も占領し一部地域ではサクソン人とヴァイキングが共同統治やサクソンの傀儡王を作り統治してる感じっぽい
略奪だけをし取れないものは焼き尽くことはせず占領地域の友好的アングロ・サクソン人とは和平を結んだり傀儡王を作ったりと植民地としての今後を見据えてるのがただの野蛮人ではないことを証明している。
ウェセックス王国、マーシア王国、イーストアングリア王国、ノーサンブリア王国が登場する。
全国が敵ではなく一部味方、一部王の座を巡り争い中、一部完全に敵なのがミソ
元々ウィンチェスターからしたらイーストアングリアもノーサンブリアも同盟関係抜いたら地理的にも離れていて全くの他国として民は思ってたぽい
確かローマ帝国が弱ってきてから入ってきた人種だったはず、この頃からブリカスは始まっていた。
- ブリトン人&ピクト人
ローマ帝国よりも前からイングランドに居住していた人種、外からやってきた他人種と絶賛争い中
既に滅びているので廃墟だけが残っている、だがその廃墟がとてもよく丈夫にできているので去って400年以上がたった過去編でも城や住居として現役で使っている。ローマ砦vsローマ砦なんかもあったような
ローマ帝国時代の物かどうかは分からんがロンドン橋も登場するよ。
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隠れし者
紀元前47年に古き結社のような暴君に対抗するためエジプトで作られた暗殺組織。
エジプトで作られたのとほぼ同時期にローマ帝国の支部が誕生したのもあり帝国が支配した地域各地に組織と教えが広まった。
過去編ではローマ帝国が衰退したと同時にイングランドなどの各支部も縮小した結果強靭な基盤を築けたレヴァント(中東らへん)が本部となり数百年後にはそこからアサシン教団が誕生することになる。
現代編では裏切り者による最高指導者暗殺や大粛清、無印のデズモンド救出などここ十数年の影響でほぼ壊滅状態となり、世界を掌握するアブスターゴに隠れて人類滅亡を回避するためコソコソやってる。
画像にも書いてあるような信条の解釈が作品やキャラによって変わるのが楽しみの一つでもある。
隠れし者各支部廃墟でブリテンに入植〜撤退当時の状況が知れる。
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古き結社
紀元前1334年にファラオ スメンクカーラーが設立したイスの技術やイス人そのものを信仰する組織。ちなみに前作登場したコスモスとは別組織で同盟相手でありながらもオリジンズで結社は技術や文明を使用して人類を支配しようとしていたのに対しコスモスはイス人や人とのハイブリッドを信仰してたといった面では同化したに近いかな?
目的はイスの技術を利用して人類を秩序による支配をし結社が定めた平和や技術の進歩(提供)を目指し、可能であればイス人を現代に蘇らせ創造神である彼らに人類を委ねると本来の体制に戻らせようとしていた。
後のテンプル騎士団は人類による統治を目指していたので隠れし者=アサシンのような影か公的かの違いのほぼ同組織ではなく前身組織の一つと考えた方がよろしい。
過去編ではローマ帝国が滅びた結果政治を再設計し直し介入できる余裕が増えたのか(どうか知らんけど)いろんな所に構成員が潜伏し暗躍している。
現代に近くなると前述したテンプル騎士団が表向きに崩壊した後もずっと暗躍しておりアメリカ独立戦争やフランス革命にも介入し、そしてWW2前から作られたアブスターゴ社を表看板にしWW2後の不安定な冷戦期などで暗躍し今では世界の政治や金融関連、ネットなどいろんな者を管理するようにまでなった。(大声で言ったらどっかの工作員に殺されると思うくらいアカンくてセンシティブすぎる20世期以降の陰謀論が大量に設定されているのでここら辺は2とブラザーフッドをやるか最終手段としてネットで見てほしい)
アブスターゴは人類滅亡したら自分達の基盤を作りやすくなるためかここ最近は無介入でほぼ空気
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イス
7万5千年前に滅びた人類の創造主。オリジンズ以前は主にかつて来たりし者や第一文明、先駆者と呼ばれていた、そして今作では巨人とも
自分は言いやすく固有名であり最近のトレンド「イス」で統一している(この人らの呼び名でACシリーズのどこら辺のファンか大体わかるよ!)
人種の特徴としては人間よりも背が高く知能も高い、そして自尊心もかなり高いという人間を創っただけある奴ら、基本的に何を言ってるのかわからん
我々の種族であるホモ・サピエンスを類人猿から創った理由が奴隷としての労働力となっており後述するエデンの果実を使い使役していたもののイスと人類のハイブリッドアダムとイヴの影響でイス=人間戦争が起きてしまう。(既に滅びたホモ・ネアンデルタール人は労働ではなく軍用の人間の設定。)
そして創造主なのでいろんな神話の元ネタとなっており実際ミネルヴァという人物はメラやグンロズと言った色んな神話の神の名前を後に持つことになる、なぜ戦争相手が崇められているかと言うと7万5千年前に起きた太陽フレアによる大災害で両者ともにほぼ根絶したがその後協力し技術の教え役であったイスが滅びてしまったからであった。
イスが存在した証拠はPoEの他に神殿や宝物庫と呼ばれる古代遺跡として残っており中にPoEの保管室や建物自体が謎の装置、当時の図書館のような建物となっている、過去作の例だとヴァチカンやピラミッドと言った重要な土地の地下に埋まっていることも(上の画像が宝物庫の一つ
人物だけではなく神話の内容自体も大災害前や直後をモチーフにしていることにも注目してもらいたい。
PoE
イスの技術によって作られたなんらかの手頃な装置をエデンの欠片(Piece of Eden)と呼ぶ。
奇跡や歴史的偉業と後に呼ばれるものは大体コレを使った結果、キリストの起こした奇跡は回復能力を持つコーンススの布のおかげだし日本人ではヘパイストスの剣を使い征服したのが織田信長だし果てにはハリー・フーディーニがマジックのためにリンゴを使用したのもあった。3つの例を挙げた通りいろんな種類があり、しかも軍用の以外にも医療用のような民間に適しているものも多数存在する。
エデンの果実(通称リンゴ)だけは特別で、コレは人間にある現在不必要なニューロンを操作して洗脳やラジコンのような操作を行える(イスや、それと人間とのハイブリッドは人間用に作られたニューロンを持っていない為あまり効かないし思う存分使える)他コレ自体も記憶保存装置の効果もあり実際に大災害直後の人類に教えるために使ったりアニムス、銃、核開発と言った技術のため使ったりしている。
よく誤解されるが全て固有のものでは無く同じ種類で複数個存在しているPoEが何個かあるので要注意!
探索
マップはノルウェー、イングランド、ヴィンランドに加えてエイヴォルの幻視としてアースガルズともう一つがある。
ノルウェーはオーロラが見える綺麗な雪原地帯で高低差があるのが特徴
イングランドは大まかに北と南で分かれており北は雪が降り南は通常の日本で言う春から秋のような気候になっている。(ストーリーの時期の問題で北が冬だと思うが3の時のようにそのメモリー中だけ冬になりクリア後とかに設定で変えれるようにして欲しかったな)
今作は前RPG2作と違いそこら辺にあるの敵拠点にある隊長を倒したり宝箱を漁るのではなくヨークやウィンチェスターのような都市やイーストアングリアやエセックスなど大まかな地域ごとに分かれていてそこで各地に散らばる財宝、サイドクエスト、収集品を集める形式になっている。シンジケートやユニティが1番近いか?
財宝探しも過去二つのような単調な作業ではなくほぼ全ての財宝がパズルのように一工夫しないといけないので飽きが来づらい、逆にコレが面倒だと思う人も居ると思う。
サイドクエストは伝説の獣大事やアニムスの異常現象調査などの特殊なサイドクエストも含めて「謎」と呼ばれる形式になっている。
収集品はローマ時代の遺物集めや4BFやローグであった空飛ぶ巻物集め。
後はカラスの機能が殆ど削除されてクエスト目標の大まかな場所を特定することくらいしか使えなくなった代わりに敵やクエスト目標などを壁越しに視認しハイライトする鷹の目が復活したくらい?
探索感想
開発がエアプだかなんか知らんがシンクロポイントから少し遠いポイントは500m以内に入らないと地図に表示されなく、しかも一度高速移動などでロードが入るとそれが消されるので注意、トロコン目指す予定の人は目に入ったものを真先にやるべし。
先に述べたとおり財宝は一工夫が必要でヒントがなく何分も考えてしまうのがあって諦めるものがそこそこあるのが不満かな、周辺に何分もいる状況で鷹の目使ったら正解の行動をするエイヴォルのシルエットが見えるとかのヒントとかあったら良かったけど。
謎はサイドクエストが半強制的になったのがBADと感じる人がいるかもしれない、だけどどのサイドクエストも数分で終わるのにエイヴォルと言う人物の理解が深まり内容が強烈で面白いものが多いのがとても良い!
反面長めだったり続きもののサイドクエストがないのが残念
アニムスの異常現象はリベレーション現代編であったものをよりパズルのようにゲーム的にしたもの、度々イス時代の音声や現代編の会話が聞けるのがいい、あのキャラの関係が進展したこともわかる!?
アニムスグリッチの報酬は2やBHにあった隠された真実とほぼ同じで断片的な映像を最後に繋げ合わせる方式になっている。その映像が衝撃的でシリーズファンにはたまらん
収集品はいつも通り少しめんどいが噂じゃバグ技があるのでまだマシ?(自分は使ってない)
探索がめちゃくちゃ楽しく、サイドクエストもパパッと終わるのでストーリーついでやストーリーそっちのけでやることになる。
戦闘
スタミナ値が実装されたので前作以上に気を使う必要がある。
弱攻撃HITと時間経過でスタミナ値が回復し、回避と強攻撃と副武装攻撃などでスタミナを消費する、切れたらパリィはできるが回避等ができなくなるので要注意。
前2作と違い踏み付けやスタン(ダクソの致命)のおかげで戦闘が無駄に長引かず早く終わりパパッと進められるのが高ポイント。
ヴァイキングの血生臭さがうまく表現された戦闘になっており、敵の武器を拾ってそれでコテンパンにしたり串刺しにするのはもちろんアサシンクリード シリーズでは珍しく色んなパーツが飛びまくる。だが止め刺しのモーションの種類が武器に付き数個+敵種につき1〜3個とかなり少ないと感じたのでモーション長いのも相まってチンタラしてんなーとモーション飽きがきてしまう。
前述通りグロさやエグさはあるがオデッセイのような人間じゃありえんだろ!的なことはないので安心してカサンドラはPoE(古代文明の秘宝)で超人的パワーを出していただけだから。
教会の襲撃
ヴィンランドサガという漫画の作者が言うには教会はヴァイキングの貯金箱。
居住地を発展させるための材料を置いている。目玉だけど4BFのようなゲームクリアに必須な襲撃と味方の強化じゃないのがとてもいい。
定住地
鴉の戦士団の定住地
教会で集めた素材を使い家を建築し売り買いができたり宴を開くことができる。
3のダベンポート・ホームステッドのような雰囲気でちゃんと居住者のクエストもあるのが懐かしさを感じさせる。
ステルスと暗殺
シリーズファン的には今作の目玉、前2作でなかったソーシャルステルスが追加されている。
内容は1を彷彿させる宗教僧に混じるのと露天や職人を装ったり長椅子に座ると昔あったことをほぼ全て出した完璧な物、コレこそがアサシンクリード!オリジンズやオデッセイから始めた人はコレをやりアサシンクリードを知って欲しい。
その他3以降のいつもの茂みやソーシャルステルスに入るかどうか微妙なことだが酔っ払いをわざと煽ることで騒ぎただせ番兵の注意を引くこともできる。
エイヴォルは外套を被るモードと被らないモードがあり前者だと敵対地域(サクソン領)でも歩いたらかなり接近しないとバレなかったり高警戒地域でも後者よりもバレづらいといった効果になっている。
RPGシリーズなので仕方がないが、ここまでソーシャルステルスが復活したのにもかかわらず尾行や盗聴がほぼ無かったのが残念だった。まぁセーブデータのシステム上仕方ないね
コレは隠れし者の協力者ではなく本職に任せるとしよう。
前2作で不評だったアサシンブレードでワンパンできない問題も改善されておりスキルで暗殺ダメージを上げて強敵も暗殺できるようになるモードと誰でもワンパンできるモードで設定変更できるようにっている、そして前者を選んだ場合でもスキルの上級暗殺でQTEを成功させると確殺可能になっているのがGOODポイント。(アルタイルの世代ではなくなっていたエアアサシンや壁の縁からの暗殺もなぜかできるし指導してもらえる)
RPGとステルスの丁度間にいるのでぶっちゃけ「アサシンクリード じゃない!😡😡😡」って言ってる層の気持ちがわからない。
装備
発売前から告知されていたとおり今作は全ての武器が固有のものとなっていて強化を重ねることにより最初から最後まで使えるのが最高!
一つ残念なところは望む武器がなかなか入手できない、全ての武器が固有すなわち全体的な武器が少ないということ苦労して財宝を入手してもコレ使わないなーこういうのはこうだったらよかったなーと言うのが沢山ある、だけど前2作で面倒だった持ち物上限のアイテム整理が関係ないシステムなのがとてもプレイしやすかった。
ぶっちゃけアサシンクリードはストーリーゲーであり雰囲気ゲーだからYoutubeとかでみる最強武器!最強防具!最強ビルド!見たいなステータスよりも自分が見た目を気に入っていることを最優先すればいいよ。自分は気に入った隠れし者や導師装備を防具に斧やID:25ばっか使っていたし。
ちなみに主武装を片手武器にし副武装を素手にすると副武装ボタンでアサシンブレードが使える、近接戦闘で使えるのはローグぶり、あの頃のカウンターゲーが懐かしい。
スキルとアビリティ
今作はレベルアップによるステータス割り振りがスキル、戦闘中の特殊技がアビリティとなっており、レベル制の撤廃は真っ赤な嘘かと思いきや殆ど気にならない程度の敵とのステータス差なのでそこでグチグチいう必要はない。
アビリティは戦闘のところでも書いたがPoE保持者であったワシ使いの超人的な派手さは無いがタックルして壁にぶつけたり斧を投げ飛ばしたりシャオ・ユンが造ったロープダート並みに釣り縄で引っ掛けまわしたりとまだ現実的な派手さがある、強いは強いが今作戦闘楽なので演出的な意味以外ではあんまし使わなかったな。
古き結社の暗殺
クエストで敵対するもの以外はフィールドを駆け回り証拠を集めメンバーを特定すると無印やオデッセイと同じものでそれに加え今作では狂信者と呼ばれる武装した結社の小間使いが登場。そして暗殺後の謎空間の復活
狂信者はオリジンズの賞金稼ぎやオデッセイの傭兵のように各地を彷徨いているがシンクロしただけではマップに映らなく近く(500mぐらい?)までいかないとマッピングされないのが面倒、しかも狂信者も全員倒さないと総長がわからないのは面倒に拍車をかけている。
ミニゲーム
酒飲み対決や口論詩(ラップバトル)釣り、石積みクリードそしてオーログと呼ばれるサイコロ遊びがある。ミニゲームが多いのはアメリカ大陸三部作辺りみたいでいいね👍
中でもオーログはかなり面白く敵のAIがそこそこ優秀なのでオススメ!今度リアルの商品として出すみたいなのが楽しみだがやる相手がいないから買わん!
口論詩も面白いが翻訳の過程でおかしなことになっているのがそこそこあるのがダメなのと翻訳前と後で比べてみたいと言う興味がある。
総評
ヴァイキングと言う主人公の特性を最大限考慮し尚且つアサシンクリード要素を違和感ない程度に盛り込んだRPGシリーズの集大成
シンジケート以降で1番の神ゲーではないのか?アサシンクリードとしても普通のRPGとしても良く出来ている、RPGの戦闘とステルスの住み分けもきちんとできているのも良きかな。
操作感も動作も不満だった部分がなくなりより洗練され遊びやすくなり戦闘も簡単でも難しくもないレベルに調整されてて文句がない。
アサシンクリードに欠けたらいけない現代編とイスも濃く描写され、しかもイスは初めての北欧イスということもあり今作から始めた人でも映された部分は全てが理解できると思われるほどわかりやすく細かに描写されて尚且つシリーズファンなら驚きの連続になる親切設計。
- いいところ
比較的シリーズ初心者もやりやすい過去編、イスのストーリー
メインストーリーが歴史を少しかじった程度で理解でき史実と伝説を上手く混ぜ込めた濃厚でわかりやすい話し
キャラクターの出来が良くいい塩梅にキャラクターの性格を表せている
ソーシャルステルス復活によるアサシンクリードらしさを取り戻しつつ探索の強化や戦闘などRPGシリーズの特徴を全く無くさないでRPGとステルス両極端になっていない
前2作の不満点をほぼ全て解消している
データベースが復活したのでキャラや場所の特徴をより細かに知れることのなった
過去作のオマージュが死ぬほど多いのでシリーズファンならより楽しめる
いつも通りBGMが神
イスの設定をより深く掘り下げて今後がより楽しみに
- 悪いところ
説明なしにラグナルや北欧神話を語られるのでそれらを少しでも知らないと理解できないままストーリーが進む(ディスカバリーツアーを先にやった方がいい)
全てのクエストのエンディングをやらないと理解が難しい
いつものUBIだから広い目で見るとやることが単調なので飽きる人がいると思う←過去作できたなら大丈夫
復活したデータベースがいつもの冗談混じりがほぼなく寂しい。
UIが最低限になったのが少し不便なのとサイドクエストのUIがないので何をすればいいのかがわからないのもアカン(DLCでは改善)
最後に言いたいメインクエストとサイドクエストの順番について
先に述べた通り今作のエンディングは主に6つあり、ピースを繋がないと分からない&順番にやらないとネタバレをくらいエンディングがシグルド編とアニムスの異常現象とアースガルズ篇の3つになっている。
ここで問題なのが先述したシグルド以外の上記2がシグルド編のエンディングをネタバレしてると言うことなのでやる順番は必ず
- メインクエスト義兄の守り人を終わりその後何もせずすぐにアニムスに入る
- アースガルズ篇を最初から最後まで
- アニムスの異常現象調査
- 上記が終わり次第義兄の守り人クリア後に現代編でできるバンでの移動をする
ここで注意するのはメインクエストを終わるまで異常現象はやらないこと、レイヴンズソープのヴァルカの居住地を絶対に建てないこと、建てた後のクエストでネタバレ開始されてしまう。
かなり酷いネタバレが待っているのでこの上記のことを必ず守って欲しい
ちなみに他の大異教軍、結社編、現代編はネタバレにならないので安心して進行するといい。
もし可能であればメインクエスト終盤で槍を探索でID25の剣を入手してからアースガルズ編をやるとシンクロ率(没入感)が増すのでオススメ