マグスのゲーム&映画ブログ

基本ゲームや映画たまにプラモとかのレビューを書く雑なブログ。ゲームの考察などはツイートした物を後から再構築する形なので最新を見たいならTwitterを。

【アークナイツ】アンブリエルの銃の小話

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まず初めに

自分の好きな銃ということもありかなりオタクな内容で、また途中で路線変更の余談もありますがそれでもいいよという方のみ御覧ください。

 

確か6章の配信記念ガチャの時に追加されたロドスの狙撃班の彼女はサンクタ族なので弓やクロスボウではなく“銃”を扱える。

まぁそこは今はどうでもいい話なのでパスするとして今回は彼女の銃について(今更)語る。

 

まず何という銃か?

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TwitterのTLでたまにM1ガーランドだ!とかモシン・ナガンだ!やはたまたAK-47だ!とか色々言われているのを見るが彼女が使っているのはイギリスのエンフィールドにあった「ロイヤル・スモール・アームズ・ファクトリー」で作られたリー・エンフィールドと言う銃である。

最初機のマガジン・リー・エンフィールドは1895年から採用されており現在でもアフガンのような紛争地域でも使用の確認がされている銃。(たぶん1番長い期間現役で使われてない?)

名前の由来としてはアメリカ人設計者のリーさん+造られた場所がエンフィールドと言う地名なので名前+土地名という一風変わった(?)命名となっている(同工場で作られたSTENはSがイニシャルの人とTがイニシャルの人との共同開発+エンフィールドの頭二つのENだったりで面白い)

最近だと去年の初めに公開された映画“1917”の主人公が使ってたのが印象的かな?橋での撃ち合いはシビれたぜ。他の有名どころはゲームではBFVにNo.4とNo.5と煙幕投射用そしてドルフロでもNo.4(t)、映画だとラピュタにNo1をモデルにした物が登場したりインディアナジョーンズのインドのやつのラストの橋のシーンやスターウォーズEP4新たなる希望の序盤にR2と3POを拉致したジャワ族のスタンガンとして車載用煙幕弾投射機として改造された本銃をまた映画用に改造したモデルが登場している。(ストームトルーパーが使うE-11がスターリンサブマシンガンだったりで独銃以外にも英銃もそこそこでてる)

 

本銃の見分け方としては銃身周りがシンプル、四角いマガジン、トリガーのほぼ真上にあるハンドルが特徴的になっていてコレはどの型でも共通しているのもの。

 

細かい区分

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画像はスナイパーエリートV2のNo.1 MkⅢを狙撃用にカスタマイズした物。(当時正式な狙撃仕様があったのかは知らん)

最初機の物はマガジン・リー・エンフィールド(MLE)と呼ばれており、その後のNo.1から続く改良版はショート・マガジン・リー・エンフィールド(SMLE)と呼ばれている、なにがショートかと言うと銃身でMLEよりも短くなっている。

基本的に3種類で分かれており、WW1〜WW2前半で使ったNo.1、WW2中盤からがNo.4、戦後にL42になっている。その他として前述した煙幕投射用のもの、隠密用のデ・リーズル、空挺用に作ったが使い物にならなかったNo.5などがありその中で彼女が使っている物はNo.4 MkⅠ (t)と呼ばれるタイプ

見分け方としては銃身の先っちょに鉄製のガードが有るか否かであった場合No.1となりそれ以外は銃身がまんま飛び出ている状態、そしてNo.4とL42は銃身先の一歩手前にある木製のハンドガードの有無で分かれておりあるほうがNo.4。そしてNo.32スコープがあるのでMkⅠ(t)と断言できる。(tは恐らくテレスコープのイニシャル)

だが実銃と仕様がかなり違うのでそれは後で解説する。

以下余談

この銃の面白いことが時代が進む毎により強くする改良ではなく、いらない物をどんどん消して軽量化しコスト削減をした設計になっていること、実際No.1とNo.4を比べると銃身先のガードがなくなり機関部やアイアンサイトもかなり簡略化されている。

なぜこうなったかと言うとコレもまた面白く戦時中なのでただでさえ大量生産する必要があるのに加えNo.4を開発した理由が映画「ダンケルク」の舞台になった“ダイナモ作戦”時にフランスに大量にNo.1を置いて行ってしまい人を救助できても使う銃がない状態になってしまったからである。

 

実銃と違うところ

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1枚目アンブリエルの

2枚目実銃の画像を見て自分で描いたの(非トレス(ここ大事))

実銃の写真見せろ!って思ってそうだけど自分の承認欲求を優先して去年自分で描いた絵を載せておく

銃本体の違いについてはアンブリエルのは金細工の装飾がされており、自分が描いたものはシュミで後ろの部分に頬づけようのバルジがあるくらい。

 

そしてよく見るとアンブリエルのはほぼ全てが左右反転されている

機関部もスコープもほぼ全て反転されているのに何故かボルトハンドル(撃った後カチャカチャする所)だけが正しい向きに書かれている。

謎、これ以上はなにもわからん。絵師のPixivの絵を見たり何なりした結果少しは銃の知識ありそうだからさらに謎

考えれるのは知識なしで反転した銃を模写orトレスした後納品するが、ボルトハンドルを書いてくれと追加が来て無理やり書き足したのかな?

 

スキルについて言いたいこと

前述した通りリー・エンフィールドの特徴の一つにトリガーのほぼ真上にボルトハンドルがあると言うこと、この特徴のお陰で他のボルトアクションライフルと違いハンドルを握ったまま中指で無理やりトリガーを引き撃った後、手を持ち替える必要なくすぐさまボルトを動かし薬室に再装填を行い再射撃できる(らしい)、コレは他のボルトアクションではトリガーの位置が後ろすぎてできないので本銃が唯一行える動作だったはず。文章力がなく文字に起こすと訳分からんので「Mad minute」で各自検索して欲しい、ニコニコで外人の解説を翻訳した動画がったはず。(BFVの兵士もよく見るとこの持ち方をしている、そのおかげかボルトアクションの中で最速の連射力を持っている)

それに加えて他のボルトアクションと比べボルトの前後運動の距離が短い、マガジンがあるおかげで他のボルトアクションが5発くらいに比べて10発となっておりボルトアクションライフルの中では連射力に長けた銃となっている。

対してアークナイツのアンブリエルのスキルは射撃速度低下する代わりに遠距離狙撃が可能になり相手が制圧されスタン状態になるという効果、リー・エンフィールドは上記の通りボルトアクションライフルの中では連射力が速いのでわざわざ彼女にこの銃を持たせる必要があったのか?と疑問になってしまう…

採用理由がイラストレーターか開発の趣味だと仮定した場合、先の銃反転問題のこともありより意味がわからん状態のなっている。

 

最後に言う!

ギャルキャラは苦手!